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SHORTBUS

d0021094_16121934.jpg 『ショートバス』
"trailer"にて予告編視聴可。
そして"enter"からより詳しいサイトのページへ。

恋愛カウンセラーのソフィアは患者にアドバイスを助言しつつ、実は彼女自身も相談できない悩みを抱えていた。そんなソフィアの元にジェイムスとジェイミーのカップルが訪れる。話のはずみでソフィアは悩みをつい二人に打ち明けてしまう。そして紹介された世にも刺激的な世界、[ショートバス]へと足を踏み入れる。心に傷を持ち「人と繋がりたい」と渇望する7人の男女がショートバスを舞台に自分を見つめ解放する恐怖に打ち勝つ、愛と勇気に包まれたストーリー。


ジョン・キャメロン・ミッチェルが『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』から5年を経て、また素晴らしい愛の映画を届けてくれた。
もう・・・本当にこの人は愛に溢れている人だ。きっと愛の使者だ。どうして心の殻が溶けていくようなこんなにも優しい映画をつくれるんだろう?同じ人間として不思議に思ってしまわずにいられない。
かなり感銘を受けているので、まともな感想文書けそうにない。
そして内容は見ていただいたほうが絶対間違いなく届くと思うので(&Hネタは話に花が咲きすぎてしまう危険があるので…)、控えます。

この映画は「セックス」をひとつのテーマとして掲げている。主人公の一人のソフィアと夫のロブはとてもパーソナルなセックスの悩みを持っている。他人から見たら「マジで?」なんて言われようが本人には自分を否定する危険、愛し合っていても夫婦関係をこじらせてしまい兼ねない要素にさえ成り得る。
そして冒頭数分のシーンはあまりに過激だし(ジョン曰く「最初にタブーを全部やっちゃえ!」な意図があったそう)、それ以外にも常にセックスシーンが溢れている。
この手の描写はいつも「芸術か?猥褻か?」とモメるが、そんなこと見る人によって感じ方は違うはず。まぁいろんなことがあるから、そうやって机上の議論も必要なんだろうけど、、、でもそんなのあまり意味ないように思うけど。
ストーリー的にも映像的にもすべてをスクリーンに映す方法を選択したキャメロン監督の勇気は、同じように悩みを抱える人、心に傷を持つ人に多大な勇気と希望、丸ごと包み込んでくれるような深い愛を与え、監督の想いは届いただろう。
そう信じ心からの称賛と感謝の意を伝えたいほど。
そう、この映画でセックスは隠喩的表現のひとつにすぎない。
「ヘドウィグで音楽で表現したことがセックスに変わっただけだよ。」との監督の言葉が全てだと思う。

劇中のセリフもやはりジョンキャメ節炸裂してて、もうハート直撃の鷲掴みされました。
「誰もが傷に耐えている。」
「NY市民は柔軟性を持ってる。それにより正気を保っていられる。」
(相手の深い愛を感じながらも)「でも皮膚の下まで浸透しないんだ。」
そして、
「セックスはひとりじゃできない。」
などなど、本当にどの登場人物のどの言葉も胸を貫く。
人に言えない悩みや孤独や葛藤を服の下にしまいこんで、生きてる。
でもほんとはみんな誰かと繋がりたい、心も裸にして抱き合いたい抱きしめて欲しい。
そう願っているんじゃないか。
そしてそれを乗り越えた時きっと本当の自分に気付き、ラストのあのみんなの笑顔になれるような気がした。
終盤、[ショートバス]の主であるジャスティン・ボンド(本人役)とみんなが歌うシーンで号泣してしまった。
「イタい」って思われるかもしれないけど、、、「大丈夫。」って包まれたような、抱きしめられたような気がして大泣きしてしまった。

すみません、あまりに感動しすぎですね。
[ショートバス]内のセットや照明、そしてHPにも登場してるCGアニメなど、目で楽しむ部分も相変わらずのセンスのよさ!カラフルで賑やかで華やかで、悪趣味一歩手前、だからこその抜群の美しさです。
音楽はYo La Tengoがスコアを担当してますが、YaLaワールド一色ではなく、むしろ控え目。監督の友人である、スコット・マシュー(よくわからない人ですが)の曲が象徴的に使われてるように感じた。
あとは、もうじき日本にもやってくるAnimal CollectiveやThe Hidden Camerasなどが参加。
特にHPでも流れているHidden Camerasの曲は最高すぎる!!!

演じるのはオーディションで集まった俳優さんたちだそう。
2年のワークショップを重ねて、自分が演じる役柄を理解し演技を勉強していったそう。
確かに「ここまで演技でできるのか?」ってくらいほんとうにみんな演技とは思わせないほど自然なお芝居をしていた。相当の勉強と努力があってこそだったんだろう。
中でもソフィアを演じた、スックイン・リーはカナダのラジオ局に勤める有名DJだそう。
しかしあまりにも過激すぎる役を演じることに会社の理解を得られず、一度はクビになったそう
映画HPの"comment/letter"ページ見てみたら「出演したらクビだ。」とボスから脅された、が正しいようです。記憶違いで誤った情報をすみませんでした。
そこで立ち上がったのがワークショップにも参加し映画製作を支援していた、オノ・ヨーコ、マイケル・スタイプ、フランシス・F・コッポラ監督など。
みんなが送った抗議の手紙を受け、スックインは仕事を取り戻したそうです。
彼女だけでなく、参加し支援したみんなの魂と愛がいっぱいこもってる映画。納得です。

映画と話がずれちゃいますが。
私がレンタルに行った店でこの作品は、新作[エロティック]コーナーに並んでいた。
最初「なんで?!違うでしょ?!これは愛の、魂の映画なのに!!」とすごい違和感があった。
でも、、、待てよ。
[エロティック]コーナーに並んでる映画には愛は描かれてないと?
[エロティック]目当ててレンタルした人は、この映画を見て愛を感じないと?
それは私の偏見だ、と気付いた。
もしかしたら、官能コーナーにカテゴライズされることはジョンキャメを少なからず失望させてしまうかもしれない。
でもこの映画はどこの型にもはまらない、誰が見てもきっと胸が温かくなるような作品だと思う。
誰に対しても全ての物事にオープンでなきゃ!!
そう教えられた気がします。

ありがとう、ジョン・キャメロン・ミッチェル。ありがとう、『ショートバス』。
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by ms.paddington | 2008-01-27 17:54 | 映画

talk to her

d0021094_1683828.jpg 『トーク・トゥ・ハー』

スペインのある病院で昏睡状態に陥っている二人の女性。
一人の女性の傍らでは毎日彼女に語りかけ、狂おしいほどの愛を捧げる男・ベニグノ。もう一人の女性の傍では、自分の無力さに絶望し現実をなかなか受け入れられず呆然と立ち尽くす男・マルコ。4人の男女それぞれが抱える愛と孤独、生と死、痛みと希望を衝撃的な展開を見せながらも静かに大きな愛の形で描かれる。

『オール・アバウト・マイ・マザー』、新作『帰郷/ボルベール』も大絶賛されたスペインの鬼才、ペドロ・アルモドバル監督の"女性賛歌三部作"の第二部にあたる作品。
新作はまだ見ていないのですが(来週見に行く予定)、ペネロペ・クルスを軸に母、女、を描いているようですが(形は違えど『オール・アバウト・マイ・マザー』も)、今作ではどちらかというと男性二人の内面を深く掘り下げているような展開。
かたやひたすら愛を捧げていられる状況を喜んでいるかにも見えるベニグノと、「自分は愛されない」と相手にも自分にもどこか冷めて心を閉ざしているマルコ。そんな二人が出会い、二人にしか分かり合えない[孤独]を秘める者の絆を築いていく。二人の悲しみと孤独にものすごく共感し、、、うまく言葉にできないけどわかる。同じだと思った。
ベニグノの愛の形は、パトリス・ルコント監督の作品群を彷彿とさせた。
ルコント監督は、「片思いの素晴らしさを最も美しく描く人」だと尊敬しているのですが、ベニグノの愛し方ってまるでルコント映画にでてくる男のよう。
想いを伝えることも遂げることも望みではなく、ただひたすら愛を捧げたい。
あぁぁ、こういうことを言ってるからまともな恋愛ひとつできないんでしょうけど。

話を変えて。タネをひとつずつ明かしていく時間の組み方もアルモドバル監督らしい。要所要所で少しずつ時間を巻き戻し、戻りをしながら「ああ、そういうことか。」と全体の話が見えてくる見せ方(かったるくなったりイライラするんじゃなく、ちゃんと焦点を合わせたメリハリ)はさすがです。
あと、劇中ブラジルの歌手、カタエーノ・ヴェローゾの演奏シーン&歌は本当に感動的だった。
スペインもだけど情熱の国の音楽って、こういう映画にも心にもバツグンに効きます。

映画のキャッチコピーは、
深い眠りの底でも、女は女であり続ける。
なのですが、映画は男性側の語り口で進んでいくのに・・・と途中まで思ってましたが、
このコピーはまさしく!な驚いてしまった「愛の力が起こす奇跡」の発想に、やはりこの監督は女性に対して崇拝に近いほどの愛と尊敬を持っているんだなぁと感じた。
途中、劇中劇のシーンがあるんですが、この描写はいいのか?!ってほどかなり驚いたんですが(『ボルベール』でP・クルスのトイレシーンが話題になったけど、そんなのかわいいもんじゃない?)、
でも決して卑猥でなく、その後の展開にもすごく大きな意味を持つところだし、ここでもやはり監督の女性の神秘と奇跡を崇めるような大きな念が感じられた。
まさに"女性賛歌"の看板(勝手に付けられたとしても)に偽りなし!!
愛は時に大きすぎる代償や痛みを生むかもしれない。でも別の何かの形できっと孤独を癒して救ってくれる。
そう信じたくなるような映画でした。
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by ms.paddington | 2008-01-26 16:59 | 映画

I got tickets!!!!

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キャーーーーーー!!!
Wilco@Chicago公演のチケット(2/18,19,20)が届き、テンションぐぐぐーーんっとUP!!そして記念撮影。
Chicagoはえらい都会、ベニューは町はずれ、なによりハンパない寒さらしい、、、と
調べれば調べるほどに不安が増してましたが!
不安だらけなのは変わらないけど、ようやく実感湧いてきた!!!
頑張るぜーーーーーー!!
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by ms.paddington | 2008-01-26 14:53 | Wilco

About a boy

d0021094_21584544.jpg "about a boy -soundtrack"

東京は雪だったみたいですね。私の住んでるとこも雪こそ降らなかったけど寒かった。
『アバウト・ア・ボーイ』のサントラ。
音楽を担当したのは英国が誇る酔いどれSSW、Badly Drawn Boyことデーモン・ゴフ。今日みたいに外が寒い日に部屋をあったかくして聴きたくなる。映画では雪は降ってないのになんでだか雪降るイメージ。まああの空といいクリスマスといい冬は冬ですが。彼の音楽はどれも素朴で(特に初期)温かでとても好きなのですが、1番好きなのは?と聞かれるとこのサントラだ。

特に"silent sigh"は名曲中の名曲だと思う。久しぶりに聞いて涙がでそう。
映画で流れるシーンを思い出した。
知らずにいたほうがよかったこともある。
空っぽで虚しいと人に言われようとも、そんなの間違ってると思われたって。
期待したあとの惨めさに比べたらよっぽど楽。
Badlyも映画もそんな一人よがりなこと言ってないですが。
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by ms.paddington | 2008-01-23 22:18 | 音楽

NACHO LIBLE

d0021094_1549411.jpg『ナチョ・リブレ 覆面の神様』

宣教師だった両親と幼い頃に死に別れ修道院で育った、イグナシオ(愛称・ナチョ/ジャック・ブラック)は、現在は料理番として修道院で働いているが、限られた食費では新鮮なサラダさえ子供たちに食べさせてやれない。そんな時、食材を取りに行った先で野性的な謎の男(ヤセ)に襲われ、おかずを奪われてしまう。がっくり落ち込み街をうろついていたら「ルチャ・ドール新人募集・賞金あり」の張り紙を目にする。幼少時から憧れているルチャ・ドール(メキシコプロレスのレスラー)への夢を捨てきれずにいたイグナシオはヤセを相棒に引き入れ子供たちへのおいしいご飯、大好きなシスターとのゴールイン、そして「最強のルチャ・ドール」を目指すべく、青いマスク&タイツと真っ赤なパンツ&マントを纏って特訓と闘いの日々が始まる。

昭和アニメ界随一のヒーロー[タイガーマスク]の元ネタとも言われている、メキシコ・プロレス界伝説のルチャ・ドール、フライ・トルメンタ(修道院の子供達のためにリングで戦い続けた神父さんだそう)の実話をベース&メキシコを舞台にした映画。
監督は『バス男』(こっちですよね、先日はすみません)のジャレッド・ヘス監督。
主演は『ハイ・フィデリティ』『スクール・オブ・ロック』で大ブレイクした、ジャック・ブラック(キャーキャーemoticon-0152-heart.gif)。
そして脚本は『スクール・オブ・ロック』でもジャックとのコンビはお馴染みのマイク・ホワイト。
3人のお笑いセンス爆発してる映画です。
そして音楽もこういうお笑い映画には「そうそう!笑」という軽くて陽気なメキシカン音楽。
んでBECKが数曲提供してるようです(エンドロールより)。

気分転換したい時、私が笑いが欲しくなるのでここんとこ自分好みのお笑い映画を何作か観てましたが、その中の1作。結論から言うと、もーーーーー私大大大っ好きです!!
「金と女と名声」にしか興味がなく男子供には冷たい古典的な悪役、美しく心清らかなマドンナ、んで連戦連敗の弱っちいヒーローが最後は勝つ!という、ほんと昭和なお話なんですが、「なんで??!!www」というばかばかしいトレーニング、ヘンテコな対戦相手、相棒のキャラ&やり取り、んでベタなギャグのオンパレードに笑いっぱなしでした。
ナチョのヘタレっぷり(負けるとすぐいじけるが、ギャラを貰うとすぐ復活w)が最高だし、戦う男はかっこいいでもかっこ悪いでもかっこいい!を繰り返すナチョ演じるJ・ブラックが最高に最高によかった!!
今作はころっとどころかぼてっとしたバディをおしげもなく露出してますが、それもかなり素敵です。相変わらずテンション高いわ喋りまくるわカッコつけまくるし、サイコーです。
シスター連れ出してぴたぴたシャツにぴっちりズボンでキメポーズしまくるシーンとか、修道院クビになって某タバコCMみたいな荒野で黄昏てるリング衣装のナチョ、ラブレターの最後の〆のしつこさとか二枚目気取りの勘違いぶりが最高すぎて忘れられないwww
あと、相方ヤセのおとぼけっぷりも最高にツボでした。
パンツ一丁で物乞いしてたのに、ミシン使いこなしてナチョのステージ・ソスチューム一式作り上げたり、自分のスーツ繕ったり何者だよ(そんな技持ってるならパンツ一枚でいなくてもよかろうに…)?!細かい動きとかもいちいちおもろすぎだし(笑)、全く意味のないトレーニングとか(笑)、ナチョに影響受けてしまう単純さとかもうネタ全部書いちゃいそうなほどとにかく全編笑ってばっかでした。
マドンナのシスターはこれまたえらい美人で可憐で、若き日のペネロペ・クルスくりそつ!(ペネロペちゃんも『オール・アバウト・マイ・マザー』でシスター演ってるし)

子供たちに囲まれてわいわいしてるジャックですが、今回は『スクール・~』と違い子供達と一緒に!という話ではないので、ジャックの独壇場になっていますが、「子供を通して成長していく大人」という話はマイクとジャック共通の理想なのでしょうか。と思ったり。
ナチョは「子供たちのために戦う」と言い、実際ギャラで子供たちに新鮮な食材を買い調理し、遠足に連れていくためバスを購入する資金(=賞金)が欲しい。
でもただそれだけのために戦ってるわけではなく、どちらかというと今まで拗ねていじけて生きてきた人生を一発逆転してやる!俺だってやれる!!という自分のために戦っているように思えた。(途中の「金なんていらない!俺は勝ちたいんだ!」ってセリフに「金(食費)じゃねーのかよ!」と思っちゃいました)
でも最後はやっぱ子供とシスターのためにもりもり力がでるんで、やはり「愛のために戦う!」というベタすぎる痛快なストーリー。そしてそんな愛と勇気と爆発しすぎてる笑いがいっぱいの映画が私はとっても好きです。

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by ms.paddington | 2008-01-21 15:57 | 映画

RUSHMORE

d0021094_2332228.jpg 「天才マックスの世界」(原題・RUSHMORE)

マックス15才(ジェイソン・ワルツマンシュワルツマン*)は小学生の時に書いた小説が評価され奨学生として私立RUSHMORE学校(多分小中高一貫?)に入学するも、たくさんの課外活動に情熱を注ぐあまり、勉強そっちのけで落第点続き退学寸前。
ある日、学校の式典でスピーチしたPTAの工場社長ハーマン(マックスの天敵である双子の父・ビル・マーレイ)の演説に感激したマックスは彼と交流をとり友達となる。またある日、図書館で借りた本に書かれていたあるメッセージが気になり、探し当てた書き主の美人教師・クロス先生に一目惚れ。マックスの猛アタックが始まり、しかも親友ハーマンまでもクロス先生に恋をしてしまい、男二人の激しい(おバカな)バトルが起き、マックスの身にいろんな出来事が起こり始める。


「ザ・ロイヤル・テネンバウムス」のウェス・アンダーソン監督作品の、青春おバカムービー。
『おバカ』な箇所もふんだんに盛り込まれてるので爆笑した回数も多いですが、人の胸の内なども徐々に描かれるようになってくる意外とシリアスな展開も。
ま、でもマックスの見事なまでの天真爛漫っぷり(恋も含めて)が軸なので、やはり笑えました。
「天才」と名打たれてますが学力のほうの天才ではなく、想像力豊かでそれを形にできる才能、思い立ったら即行動!のズバ抜けた実行力があるマックス。
マックスはそれはもう単純。教室で稚魚を飼う先生を振り向かせるため勝手に学校に水族館を建てようとする(スポンサーまでも用意する本気具合)、とか。ありえない(笑)発想、まっすぐさ、かわいさ。
でもその単純な思い付きを行動に移せるのってすごくすごく素敵だと思う。

The Flaming LipsのウェインやThe Polyphonic Spreeのティムなども根本的な部分では近いものがあるんじゃないだろうか?
以前友達が、「人は誰しも想像する力を持ってるから"面白そう!"ってことを頭に描くことってあるよね。それを形にするかしないかの差だと思う。その差が大きいんだけど。」というようなことを言っていた。
ものすごーーく納得したし、目から鱗が落ちたような気分だった。
頭の中に描くしかできないことを、ウェインやティムやマックスは実行して見せてくれる。
だからこそ、人は彼らに共感して感動するんではないだろうか?もちろんその世界は想像もだにしない世界であったりもするから、想像を遙かに超える類まれな力を持ってるには違いないんだけど。
(でも果たしてそういう人を『天才』と呼ぶのだろうか?邦題に『天才』を使うのは・・・どうだろう?という一抹の疑問はありますが。『天才』と呼ぶこと自体を笑うことが狙い?わからん。)

ハーマン役のビル・マーレイはやはり悪い顔しててよかったです。
悪顔で社長で金もたんまり持ってるのに、15歳のガキと気が合ったり丸めこまれたり本気で喧嘩したり「自分、いくつやねん!」な子供っぷりがよくよくハマってて、やっぱこの人はこういう役が似合うわよねぇ、と思ったり。

恋をして破れてそれでもめげずに何度も挑むたくましさ、。クロス先生やハーマン、そして学校への挑み方は結構卑劣で計算高くて、途中「こいつ、ほんまは頭回る腹黒いヤツなんか…?」と見始めた時と印象変わったりしつつも(でも結局ボロがでるどんくさいオチ)、最後はちゃんと大人への成長を感じさせるシーンや言葉が用意されていた。
エンディングがこれまた素晴らしく好き(涙)!!80年代の米青春映画ではお約束の学校パーティ・シーン(「プリティ・イン・ピンク」とか「恋しくて」とかあの辺)の雰囲気で懐かしさ満点だし、ラスト(めがね)シーンも「ザ・青春映画」できゅんときます。(つか、、、クロス先生、マックスみたいな人もろタイプなんじゃねーの?!あの終わり方は5年くらい経てばムフフ・・・という暗示だったのでしょーか?)
そーいや全体的に質感、音楽なども80'sな匂いがしました。
あと、、、どーでもいいことですが、マックスとクロス先生の出会いのきっかけとなった本のタイトルが、
『I diving sunken treasure...(なんか続いてるかもだけど見えなかった)』だったのが、自分的にヒジョーーーーにタイムリーでした(ちょっと前記事にしたWilcoの曲)。

なんかどーでもいいことばっか書いてレコメン記事にできなくてすみません。
そうそう!W・アンダーソン監督ジャレッド・ヘス監督*(「天才マックスの世界」とは関係ない監督です。W・アンダーソン監督最新作「ダージリン急行」3月公開*)の「バス男」は見てなかったけど、おもしろそーなんでこれは見なくては!!!


*=誤り&情報提供を教えてくださったciteさん、ありがとうございます!!
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by ms.paddington | 2008-01-20 00:40 | 映画

Relax

d0021094_0561631.jpg今日は風が強くものすごい寒さでした。
そんな日は一段と風呂場で過ごす時間が長くなります。
で、こちら。最近お気に入りの風呂コスメ、PAUL &JOEのトリートメントオイル
POAL&JOEのコスメはパッケージと色味がすんごいツボで大好きなんですが、スキンケアもなかなか優秀です。
風呂からあがる少し前に3滴ほどを手の平に落として顔全体になじませて、両手で軽くマッサージ。オイルとは言ってもベタベタせずすぐに肌になじみます。

軽い柑橘系の香り(オレンジ+レモン。あくまで軽いのがミソ)がふぅっと疲れを飛ばしてくれ癒される。んで、このあと付ける化粧水のなじみがよい!
そして最大のお気にポイントは悩みである肌の乾燥が和らいできた気がする点です。
昨年秋に基礎全体結構大胆にチェンジしたから(こちらの使用も秋開始)、「これのおかげ!」とは一概には言えないけど、でも確実に力にはなってくれてます。
でもあまり甘やかすと横柄になるので、週1,2回のお楽しみ♪今宵も癒されご機嫌です。
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by ms.paddington | 2008-01-18 01:23 | コスメ

Sunken Treasure

d0021094_23252433.jpg Jeff Tweedy "sunken treasure live in the pacific northwest"

2006年冬に行ったJeff TweedyソロツアーのライブDVD。
↑のリンク先で予告編と"the thanks I get"(Wilco "sky blue sky"UK盤ep収録)が視聴できます。
これの"sunken treasure"がすごくすごく好き。(trailerで流れてる曲です)
Wilcoの"sunken treasure"だってめちゃくちゃめったくそ好きな曲です。Denverでシビれました。
でもこの映像がすごい好き。見るたび惚れてしまいます。
だからまた見てまた惚れました。


あと1ヶ月。1ヵ月後、私は会いに行きます。
全日行けないから"sunken treasure"聴けないかもしれないけど、、
あんな近くでなんて見れないだろうけど、、、でも大丈夫。
この曲や聴けない曲あってもWilcoと同じ時間に同じ空間に(しかも夢の夢のシカゴ!!!)いられたら、
その後死んでもいいくらい幸せだから。嘘じゃない。
死ぬ前に旅の準備はしておかなきゃいかんけどね。(さすがに凍死は嫌なもんで)


Music is my savior
I was maimed by rock and roll
I was maimed by rock and roll
I was tamed by rock and roll
I got my name from rock and roll
-"sunken treasure" written by(バカな英語を書いてたので修正を・恥): Jeff Tweedy
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by ms.paddington | 2008-01-15 23:45 | Wilco

Happy Birthday (and welcome to 30 !!)

HAPPY BIRTHDAY dear yちゃん。

伝えたいことや話したいことがたくさんありすぎて、きっと文字数オーバーになっちゃいます。
とにかく、生まれてきてくれて、そして私の前に現れてくれて本当にありがとう。
どんなときもあなたがあなたらしくいられること、そしてたっくさんの幸せをその手で掴めることを祈ってます。
会えなくっても太平洋の浜辺から祈ってます。

そして『ようこそ三十路へ☆★☆』!!
私は、だけど30代突入してからのほうがずーーーっとずーーーーーーっとハッピーです。
yちゃんにとってもそんな30代&1年になりますように!

お誕生日、おめでとう!
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by ms.paddington | 2008-01-15 23:11 | 日記

Moi Cesar 10ans 1/2 - 1m39

d0021094_23193426.jpg 『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』
予告編 windows Quicktime
(いっぱいかわいい顔してるのになんで始まりに鼻ほじってる顔をwまぁそんなキャラです)

ほんとはしなくてはいけないこと山盛りなんだけど、「今年は映画見るぞ!」と決意。最近の気分はキッズ(単に甥っ子が恋しい淋しさ)なんで、こちらを見た。

10歳半の男の子、セザールが大人への不満、初恋、友情、ちょっと太めな自分の体型へのコンプレックス(でも甘い物はやめられない)を1m39cmの目線で語る。そして親友のパパを探しにフランスからイギリスまで子供だけで大冒険!

いやいやーー、笑って癒されました。
前半は大人への不満いっぱいの心の声に「うんうん」って頷き(子供には敬語を使わない、とか大事な話になると仲間はずれにされる、大人の権限とかで何でも命令形!とかお葬式は退屈なだけだ、他)、
その感じはおちゃめ版『大人は判ってくれない』(こっちはカッコよすぎ)だ。
見ながら自分が10歳くらいだった時のことを思い出した。
(ま、性に目覚めた時の男子の気持ちは正確にはわからないですが・・・。でも男子ふたりのやりとりに大爆笑!!)
大人は話してくれなくったって、心配もするししっかりしなきゃって思ってた。
とんだ勘違いだったとしても子供は子供なりに一生懸命。
学校行って遊んで勉強して、いろんなこと考えて毎日忙しかったよなー。
そうそう、子供って忙しかったんだって思い出しました。
3人の親御さんもそれぞれ個性が出てて、面白かった。

親友のパパを探しに行く途中からは、冒険的な要素が多くなり客観的な視点でハラハラしながら見ましたが、
それでもやはりきゅんとくるシーン多々あって。
そーよ、10歳だろうが30歳だろうが自分のために体張ってくれる人にはぐっとくるよ。
ちゅーか、あんたそんな太ってないし!かわいすぎだし!!

セザールのかわいさ&おちゃめっぷりにトロケておりますが、なんとこちら、アンナ・カリーナが出演しております!!
年相応にお年を召してますが、一見ぶっ飛んだおばはん役がこうもハマるのは、、、さすがです。
コケティッシュなアンナ以降の姿を見ていなかったので、ちょっと驚きましたが。でもやっぱオーラでてます。
(余談ですが、マリアンヌ・フェイスフルも『やわらかい手』でスクリーン・カムバックしてますね!絶対みたいーーーーー)

かわいくてかわいくて、かわいくて面白かったです。
途中にあったセザールの言葉で、「ぼくは"変化"している。ぼくくらいの子供の場合はそれを"成長"と呼ぶらしいけど。」
みたいなセリフがあったのが心に残った。
変化と成長の違いか・・・面白いな。

ちなみに日本語吹き替え版でセザールを担当するのは、声変り前の神木隆之介くん(はぁと)。
後日吹き替えバージョンも見ますemoticon-0152-heart.gif


タイトルリンク先の監督の言葉に「3年後に『セザール 1m61cm』を撮りたい」って書いてますが、実現可能でしょーか??
楽しみに待ってます!!!
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by ms.paddington | 2008-01-14 00:22 | 映画