人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< June Bride What Light >>

I think about Wilco

I think about Wilco _d0021094_0405292.jpg


"AOL sessions"にWILCO特集が!!
(Bright Eyes特集もあり。こちらもすごいことになってます)
スタジオライブ5曲とミニインタビューと写真などなどが。
めっちゃかっこいーー!"sky blue sky"DVDと演奏曲とか数曲かぶります。
Jeffにうっとりなのは言うまでもないのだけど、Nelsの超絶ギター、
Glennの踊り叩き、Patちゃんのおとぼけ顔、Mikaelさんの美しいピアノ、
そしてJohnのめちゃくちゃかわゆいbaby(以上全て賛辞です)。
DVDに出てきた赤子はJohnの子だったんですね。
CDでももちろんすんごいすんごい曲であり演奏だけど、
ああ、でもWilcoはライブバンドなんだと思い知る。
↑を見たのもあるが、オフィシャルに先日のロンドン公演(5/21のほう)の音源がUPされていて、またずっと聞いて一人悶えていたから。コチラから聞けます。
CDで聞く何倍もかっこいいし興奮するし、もう曲が生きてるかのよう。
ほんとうざいくらいプッシュしまくってまだ言うか?!ええ、言います。
聞いてください。そしてどこか何かひっかかる音や言葉があったなら、
是非日本盤をお買い求め頂きたいと思ってます。

"sky blue sky"は本当に素晴らしいアルバムです。
前2作に何曲かあったポストロック的な曲は皆無。
てらった部分が無くなったからと言って、カントリーロックメインになっただけでもない。
前半しっとり~ジャム~怒涛のエンディング、なWilco方程式もばっちり健在。
日本盤でライターさんが書かれているように(今回も私の好きな赤尾さん!)
「メロウでフォーキーかつ大胆なロックバンド・サウンド」。
さすがプロですわ、こういう風に言いたかった!!
シンプルなんだけど厚みがあってすっごく濃いアルバム。

昨日、日本盤を買ってきた。
英詞と日本語訳を照らし合わせながら1曲1曲の言葉と意味を自分なりに感じ取り、
そして改めてずっと聞いている。
Jeffの伝えたいように、意図するようにきちんと理解しているのかわからないけど。
でもそこは受け取り手の勝手だよね?と私は思ってる人なんで。
今作は随分とストレートな歌詞が多いな、と思った。
そして全編通じてキーワードは『孤独』かと感じた。
今までも「ああ、俺は一人だよ」と歌ってたし、だからこそものすごく共感もした。
ただ今作で描かれてる孤独ぷりは一人よがりなものじゃなくって、
「孤独に感じることは悪いことじゃないんだよ。」
と言ってくれてる(また勝手に受け身)気がした。
それはまさにどんぴしゃなタイミング。
今までも今回も私が考えてることを言葉にしてくれて、私が誰かに言って欲しい言葉を言ってくれる。それはきっと私だけじゃない。
同じようにジェフの言葉に救われて驚いてる人は世界中にいるはず。
本気でこの人はエスパーなんじゃないかと思ってしまう。迷惑極まりないでしょうが。
"sky blue sky"や"shake it off""side with the seeds"のように
詩的でJeffらしい言い回しの歌詞もあるんだけど、えらい直球も投げてますね。と感じた。
あとこれは、、、まったく推測なんだけど。
奥さんのことめっちゃ愛してるのね。と思ってしまった"please be patient with me"
"hate it here""leave me"そして"on and on and on"(←これ究極!)。
もちろんラブソングが全て対恋人だとは限らないし比喩かもしれないけど、
でもそれもやっぱり孤独から生まれるLOVEなんじゃないかな。

そして、散々わめいていた"impossible Garmany"ですが。
(微妙に日本向けに訳されてる気がしなくもないんですが・・・)
直接「日本はしょーがねぇな」とは言ってません。言ってませんが言ってると私は受け取りました。
ファンとか音楽とか全く関係ない話なのかもしれないけど、でもじゃあなぜドイツ?日本?
以前記事にしたようにドイツと日本が真逆だと思ってる(思い込んでる)から、
やっぱりどうしたってセールスうんぬんを絡めて言ってるように取ってしまう。
でも仮にそうだとしてもそれはファンに向けて「おまえら…」じゃない(まぁそんな曲もありえないけど)と、思ってます。
これはほんとにわかんないけど。背景やどんな思いがこの曲に込められてるのか
今はわからないただの個人的な推測でしかない話。
でも
「1番大事なのはわかっていること。誰かが聞いてくれてるとね。
そして今ならわかるんだ。 君は耳を傾けてくれてるとね。」-"impossible Garmany"

ファンでいてこの言葉以上の言葉はないってくらい。
ファンに向けられた言葉なのか、それとも誰か特定の人に向けられたものなのかも
しれない。それはわからないけど、でもこの曲全体を通して考えると、、、
でもやっぱり自分やばい人ですね。

Jeffは音作りに徹底して妥協をしない音楽家だけど、自分の言葉にも重きを置いてる人。
アーティスティックなだけな人じゃない。それに酔ってる人でもない。
私はよく酔ってますがまぁそれはいいんです。
そしてJeffだけで成り立ってるWilcoでもない。
6人の音と腕とアイディアと精神。
今のWilcoは最高です!!!!
はーーーーーライブ見て聞いて(ネットでだけど)CD聞いたら本物見たいよ。
アメリカ目指してがんばろう!!!!
by ms.paddington | 2007-06-10 00:59 | Wilco
<< June Bride What Light >>