人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< FUJI ROCK '... FUJI ROCK '... >>

FUJI ROCK '07 -1st day ②~Ocean Colour Scene

Jarvisに気持ち持ってかれ放心してるまに陽が傾き始めた。
次なるお目当てバンドを見るべくマーキーへと向かう前に、フィッシュ&チップスで腹ごしらえ。

いざOcean Colour Sceneへ出動。
マーキーに到着すると、マムラを見終わって待機していたMちゃんと合流。
開演までまだ時間があったせいか、ぎゅうぎゅうに込んではいなかった。
そして「あの二人は最前行けたかな?」と話しつつ、私も少し前で見てくるね~と移動した。
大親友Ryokoちゃん&しげさんの大切なバンド。
偶然にも私も以前より好きなバンドだったので、以前彼女がOCSの記事を書いた時に「いつか一緒にみたいね」って話をした。それが現実のものとなった。
一緒に見る。でも私は少し後ろで見るね、という話をしていた。
これは全く私の個人的考えなんだけど「最前列」という場所は待ちに待った待ち焦がれていたファンのための特等席だ、と思っている。もちろん最前で見たい人もいれば後ろで見たい人、周りに人のいない場所で見たい人もみんなそれぞれの特等席があるのも十分わかっているし、当たり前の話。どこがどうなんて他人が口をはさむことじゃないしそんな気もさらさらない。見たいとこで見ればいい。
でもそれでもやっぱり最前列ってなんか特別な場所だと思っている。
OCSは特に。
以前、レコ屋で働いていた時に"songs for the front row"というタイトルの彼らのベスト盤が発売された。その時の資料に「アルバムタイトルは"最前列の君たちへ"という意味だ。」というのを目にしたことがいまだに私に強くそう思わせる。ま、資料読まなくても訳すとそうなんで何を…という話なんだけど。
それ以来漠然とだけど彼らとファンの繋がりの強さみたいなものを勝手に感じているし、しかも何年ぶり?!の来日だもの。そこにはふさわしい人がいなきゃいけない。
なーんて大きなお世話ですが勝手に一人で思っていた。

しびれを切らしたファン達から登場を促す手拍子がパンパンパンパン!て鳴り出した。
そして客電が落ち、メンバー登場。
1曲目は♪ジャージャージャジャン~!!"the riverboat song"だ!!!
一瞬にしてうおおおおお!!っという大歓声に包まれた。
もう私の記憶もめちゃくちゃです。ただひたすらかっこよくって気がつくと一緒になって大合唱してた。
私はとんでもなく音痴なんで周りに人がいる時に歌うのは迷惑にしかならないので、極力控えるんだけど、興奮すると我を忘れて歌ってしまう。しかもたぶんでっかい声で…。正直まさかOCSでそうなるとは思わなかった。しかも耳で覚えた歌詞だから空耳アワーになってるはず・・・周囲の方々ごめんなさい。
そうこう興奮してるうちに私の1番好きな"the circle"!!宣言通り腰砕けましたよ(正確にはイントロでひざががくっと折れたんだけど)、Ryokoさん。そしてスティーブのギター、かっこよかったねーーーーー!!そのために私もスティーブ側にいたんだけどしっかり見たよ。
OCSのライブを見るのは初めてだったもんで、いつもがどんな感じなのかわからない。でも真っ赤な照明の中で見るからに男気溢れる5人の男が歌いギター弾きベース弾きドラム叩いてる。「これがOcean Colour Sceneなのか」かっこいい以外の言葉が思いつかない。
「男」じゃなく「漢」のほうのおとこ達だ。
演奏もさすがです。誰かが走ったり間違ったりしていなかったように思える。私が聞いてきたまんまの曲を彼らは見せてくれた。
若干スティーブのアンプの具合がよろしくなかったようだけど、私的には全く気になりませんでした。
新譜を買わずにライブに臨んだ私でしたが(Ryokoちゃんほんとごめん)、ベスト盤状態ともいえるほど歌える(なんちゃって英語でだけど)曲が次々と演奏された。
周りの人とか会場全体の様子とか全くと言っていいほど見えていなかったけど、とにかくみんな歌ってた気がする。同じとこで声も拳もあがってた気がする。

そして"profit in peace"この曲もすごい好きなんです。歌詞はシンプルな反戦ソングで「そんなうた歌うモッズ野郎なんて!」と言われてたかもしれない。でも歌うのがOCS。そしてこの曲がシンプルで強くて素晴らしくかっこいい!サビはもち拳あげ&合唱させていただきました。
私の好きなライブ盤には収録されていないけどすごく好きな"July"もやったよ!、ね?ちょっと自信ないけどイントロと間奏で調子に乗って手をパンパンパンパンって打ってしまった記憶があるんだけど・・・。そしてその反応は正しかったのか?余計なことしてしまってたら、、、ちょっと不安です。
加えて大ヒットナンバー"100 mile high city"もやったよね!このときのスティーブのイントロでの会場の盛り上がりはほんとにすごかった!男しかいねーのか?!ってくらい「うおおおお!」と聞こえたように記憶。みんな待ちかねていたんだね(涙)。

どの段階でどの曲だったのかは全く記憶にないのでてんでバラバラな流れかもしれないです。
"travellers tune"を演ったのだけど、この曲の前にRyokoちゃんとしげさんを発見した。私の2,3列斜め前に白いTシャツを着た二人がいた。「絶対そうだ」後姿だけど確信した。私のいた場所からは二人越しにサイモンが歌っていた。私の目にはRyokoちゃんとサイモンが一緒に映ってるんだよ!!!!一人感動してた。
そんな光景を見ながら彼女の最愛の曲のひとつ"travellers tune"、もう感動する以外私にどうしろと?

ラストは"the day we caught the train"ライブは初めてですが、ライブ盤はしっかり聞きこんでたので、この曲がどういうポジションなのかは知ってるつもりだった。そして何をしなきゃいけないのかも(必要に迫られなくても歌っちゃうけどね)。
でも♪oh oh la la~って拳あげて歌いながらも周りのすごさにも圧倒された。この時客電が点いたんだけどそれはそれは素晴らしかった。「これぞライブ!」だった。
バンドもオーディエンスも全部含めてこんなにかっこいいライブは久しぶりな気がした。
そんな中で大好きな友達と一緒に見れた。彼女の目の先に彼女の愛するバンドが彼女の愛する音を鳴らしてる。それをしっかりと見たよ。たぶんずっと忘れない。

曲が終わるとメンバーは楽器を置いてフロアに挨拶しながらゆっくりと引き上げていった。きっとメンバーも「お前ら最高!」って思ったに違いない。なんかそんなように見えた。
そしてすぐさまRyokoちゃんのもとに飛んで行ってしまった。人違いだとシャレにならないので一応横から確認したけど、私の目に狂いはなく彼女だった。
二人とも放心状態で大満足な顔してた。サイモン、この顔ちゃんと見たかい?!あんたたちの愛する最前列のファン(どこにいようと気持ちはみんな最前列なはず!)はこんな満ち溢れた顔するんだよ!彼らにそう言いたい。

上でOCSだからこそ"profit in peace"を歌う、というようなことを書きましたが、
私は熱心なファンでなんてまるでないから、全く見当違いの解釈をしてるかもしれない。怒られるかもしれない。その時は横線引いて訂正しますがそれを覚悟で。
力強く歌うサイモンの姿をみて彼らの強み、強さはこの曲にこそあるんじゃないか、と私は思った。モッズという括りに縛られることなく、でもその魂は決してブレない。そして誰かに何を言われようとも歌いたいことを歌う。自分の信念を曲げるな、自分を信じなくて何を信じるんだ。
"profit in peace"を歌うサイモンを見てなんだかそんなように思えた。
彼らは強い歌をたくさん歌ってるから、この曲からだけ感じたわけではないんだろうけど。

前回の来日から5年経っていたそうですね。
それは短い時間じゃない。待てど暮らせど・・・だっただろう。
でも"robin-hood"も"あなたの好きな新曲もやらなかったでしょ?きっとすぐまた来るからだよ!
ほんとにすごいいいライブを見させてもらいました。
OCS、そしてそこにいたすべてのみなさん、最高でしたよ!ありがとう!!

・・・・ほんとはFOWも一緒に書くつもりでしたが、やっぱり何度かいても気持ち入りすぎてしまいます。これ以上無理。ってこれで書き直したって信じられないくらい暑苦しいでしょ?ほんとーーーにごめんなさい。
by ms.paddington | 2007-08-03 23:40 | 音楽
<< FUJI ROCK '... FUJI ROCK '... >>